小島医院

静岡県浜松市の内科 小島医院
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心房細動 Q&A

心房細動って何ですか?
脈が不規則になる、不整脈の一つです。
どのような症状が出るのですか?
動悸(ドキドキする、脈が乱れる)を自覚する場合もありますが、「何となく胸がモヤモヤする」といったあいまいな症状のことも多いです。「疲れやすい」「息がきれる」「めまい」といった症状のこともあります。全くの無症状であることも実は非常に多いです。
原因は何ですか?
「左心房」という心臓の上部が細かく震えることにより、血液のポンプ機能を担う「左心室」への電気信号がバラバラに伝わってしまうことが原因です。
頻度の多い病気なのでしょうか?
心房細動の有病率は1%程度と言われていましたが年々増えています。背景には高齢化があります。高齢者に限定すると有病率は70歳代で約4.5%、80歳代で約7.5%という報告があります。ありふれた疾患といえます。
どのようなひとが発症しやすいのでしょうか?
最大の発症要因は年齢(高齢)ですが、高血圧・糖尿病・肥満など生活習慣病のあるひとがかかりやすくなります。また心臓弁膜症や甲状腺機能亢進症などの病気がかくれていることもあります。
どのように診断するのですか?
通常の心電図検査で診断がつきます。ただし「発作性心房細動」の場合、心電図検査の時にすでに脈の乱れが治まっている場合は、心電図波形は正常ですので、ホルター心電図という携帯式の心電計を付けてもらうこともあります。
心房細動にも種類があるのですか?
一時的に脈が乱れるが、時間が経つと自然に規則正しい脈に戻る場合、「発作性心房細動」と言います。一方、脈が不規則な状況で固定されている(常態化した)場合、「慢性心房細動」と言います。多くはまず「発作性」で始まり、徐々に心房細動の時間帯が増え、「慢性」心房細動になっていきます。発作性の場合は動悸症状を自覚することも多いですが、慢性化すると無症状のことがほとんどです。
自覚症状がなくても治療が必要ですか?
必要です。脈が不規則になることで心臓のポンプ機能の効率が落ちます。心臓の持病があったり、脈がとても速い場合などは、心不全になることがあるため治療を要します。また重大な合併症として脳梗塞を起こすことがあるので、脳梗塞の予防が必要です。
心房細動になぜ脳梗塞が合併するのですか?
心房細動は「左心房」という心臓の部屋の一つが細かく震えることで始まります。細かく震えている左心房の中の血液はスムーズに流れずに「よどみ」が出来るため、血の塊(=血栓といいます)が作られます。血栓が全身の血流に乗り、脳の血管を詰まらせると脳梗塞を発症してしまいます。
脳梗塞予防の治療とはどんなものですか?
抗凝固薬(血をサラサラにするくすり)を内服します。ワーファリンと新規抗凝固薬(プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナ)に大別されます。
ワーファリンと新規抗凝固薬の違いは何ですか?
ワーファリン内服中は、納豆(青汁、クロレラも)が食べられません。また月に1回程度、ワーファリンの効き具合をチェックして(採血してPT-INRという数値を測定する)用量を微調整する必要があります。一方、新規抗凝固薬は食事の制限はありませんし、用量調整の必要がなく頻回な採血が不要です。しかし腎機能の悪いひとには使用できません。実際のところ、患者さんの嗜好、期待する効果や副作用のリスク、他の薬との飲み合わせなど、色々な要素をトータルで勘案して、いちばん合うお薬を選択しています。